DPC請求事務の資格

DPC請求事務

病院で診察を受けると、診療項目ごとに受けた内容の書かれた紙を領収書としてもらうことがあるかと思います。これらは診療内容ごとに料金設定がされていて、それらの合計額を支払うというものです。これは「出来高制」と呼ばれる方式で、長い間日本で取られてきた方式です。

 

一方、近年取られ始めたのが「DPC方式」です

 

これは診断群分類別包括方式のことで、病名や症状などの分類により、一日の医療費が決められるというものです。現在、特定病院などでは導入が進んでいることが多いですが、今後は民間の病院でも広く導入が進むことが予想されています。

 

そういったDPCに関する請求事務を行うことを「DPC請求事務」と呼びます。

 

資格取得の利点

DPC請求事務に関した資格を取ることで、どんなメリットがあるのか見てみましょう。

 

この資格は民間資格であり、業務に携わるために必ずしも資格や受講が必要になるわけではありません。しかし、DPC請求事務に関する講座を受講し、資格を持っていることにより、確かな説得力となります。専門的な知識や技術を業務経験だけで得ていくのは、なかなか難しいようです。ですから資格取得のために勉強を重ねることは、とても実益もあると言えそうです。

 

民間資格の講座ですので、それぞれの団体により講座の内容が異なってきます。まず一般的には、専門学校などに通って専門の授業を受講することで資格取得を目指すものがあります。

 

通学ならば実際の業務内容を見ることや講師の話を聞くこともできるので、イメージもつかみやすく資格も取りやすいですね。しかし通学が難しい場合でも、通信講座を受講し資格試験を受けることで資格認定を受けることができます。

 

社会人などの場合、通学はなかなか大変ですから通信講座で資格取得できるのは、転職にもステップアップにも役立ちますね。

 

DPC請求事務は通信講座がおすすめ!

DPC請求事務講座はどのような講座でしょうか。DPC請求事務講座は、DPCについての知識、また実務作業技術の取得を目指すものです。DPC請求方式は医療費の抑制を図るために重要になってきました。

 

厚生労働省が定める方式として

 

2004年から実用化され始め、今もDPC方式化が進んでいるのです。これから医療関係の仕事を目指すならば、DPC請求は決して避けては通れません。しかしまだまだ、DPC請求事務業務をこなすことのできる人は多くないのが現状なのです。ですから、DPC請求事務を行えることは就職などにも大変重要な事項になってきます。

 

講座でノウハウを習得することは、就職などにも近道と言えるでしょう。DPC請求事務に関する講座は民間の講座ですので違いがあります。ぜひ内容の確認をするようにしましょう。無料の資料請求などをするとイメージが付きやすいかと思いますよ^^

 

DPC請求事務の資料請求

DPC請求事務 資格

 

DPC請求事務講座の費用比較

DPC請求事務講座を受講する場合、通学か通信講座かにより大きく学費が異なってきます。
ここでは、それぞれの相場について見ていきたいと思います。

 

通学の場合

 

医療関係の専門学校であれば1年間に100万円ほど。その他に様々な経費もかかるようですので、150万円ほど考えておくと良さそうです。これが年間の学費ですので2年間では300万円弱、3年制の学校も多いですので450万円ほどと考えておく必要がありそうです。

 

また一口に専門学校と言っても様々な形態がありますから、自分に合った学校を選びたいものです。その他に全日制の学校だけでなく、DPC請求事務のみを学ぶことができる社会人向けの講座もあります。こちらですと、10万円ほどで学べることも多いようです。

 

通信講座の場合

 

10万円以下で学べるものがほとんどです。5万円以下で学べる場合もあり、料金を抑えて資格取得を目指すならば、通信講座はとてもおすすめです。
また通学の教室などと違い、自分のペースで進められるので、忙しい方や仕事が不定期な方にはよりおすすめです。

 

講座の内容も充実していますので、通信講座でも安心して資格取得を目指せますね。さまざまな講座がありますので、目的に合わせて受講内容を確認したいものです。

 

DPC請求事務の通信講座紹介

ソラスト

 

費用 39000円(一括の場合)
内容 [病院職員のためのDPC講座]
通信講座標準学習期間…3か月
(受講保障期間は12か月)

 

・講座学習することにより修了証が発行され、その後試験合格により[DPC/PDPS初級]資格取得を目指します。
・添削問題が2回あります。
≪ポイント≫
・医療事務としてのキャリアアップを目的とした講座です。
・メールやFAX、郵送により質問ができます。
・就業サポートを受けることができます。

日本病院会

 

費用 30000円
内容 [診療情報管理士通信教育 DPCコース]
学習期間…1年間
(1年間のカリキュラムが決まっています。)

 

・自宅学習とスクーリング(必須)を修了し、リポートの提出を行います。
≪ポイント≫
・資格取得を目指すものではありませんが、「診療情報管理士」としての仕事の幅が広がる講座です。
※受講には「診療情報管理士」資格が必要になります。
・毎年4月から募集が始まります。

ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」

 

DPC請求事務 ヒューマンアカデミー

 

費用 34000円(一括の場合)
内容 [DPC請求事務講座]
通信講座標準学習期間…3か月
(サポート期間は6か月)

 

・講座学習終了後、修了技能認定試験に合格することで修了証書が発行されます。
・添削指導は5回受けることができます。
≪ポイント≫
・DPC請求に特化した講座です。
・出来高制とDPC制の両方を比較しながら学ぶことができます。
・教材が充実しておりそれらに従って理解を深め、その後に添削問題に挑戦します。
・実務に即したソフトで学習を進めることができます。
・受講中の質問は、メール、FAX、電話や郵便などでいつでもすることができます。
・資格取得後、就職などの支援を受けられます。(ヒューマンアカデミー校舎で、面接や履歴書の書き方などの指導も受けることもできます。)
☆医療事務としての活躍の幅が広がる講座です。自宅のPCで医療現場を再現できるので、職場でも即戦力になることができます!

 

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