カラーコーディネーターの資格を取る!
カラーコーディネーターとは色の持つ特性を活かし、色の組み合わせによる視覚効果で心理的な影響を与えるプロフェッショナル。『色彩の専門家』と呼ばれ、数ある色の中から微妙な色合いを見極め、効果的に色をコーディネートすることができます。
色の持つ効果は、
- メーカーの商品開発
- 建築物・建造物
- ファッション・トレンド
- 内装・インテリア
- ディスプレイ
- 心理的効果
など幅広い分野で利用されています。
カラーコーディネーターはそれらの色彩・配色について助言したり、ニーズに合ったイメージカラーを提案するのが仕事になります。
資格取得者は美容業界・ファッション業界・広告業界などでは活躍の場を広げています。ヘアメイクやネイルアーティスト、スタイリスト、デザイナーなどはもちろんのこと、アパレル業界で働く人はファッションの組み合わせや陳列・イメージ広告作りにも役立っています。
カラーコーディネーターの資格を取るには?
色に関する資格には種類があります。代表的なものには色彩検定、カラーコーディネーター検定、カラーデザイン検定などがあります。色彩検定は国家資格となり、カラーコーディネーター検定は商工会議所が運営している民間の資格です。
カラーコーディネーターの勉強方法は以下の通り。
教材を取り寄せて学ぶ通信講座
スクールに通って学ぶ通学講座
自分で調べて勉強を進める独学
通信講座
各検定試験の公式テキストのほか、通信講座オリジナルの教材を使って勉強していきます。基本的には独学での勉強で受験が可能なので、カラーコーディネーター資格の過去問や講座がまとめたミニテストで対策を行い、受験します。
講座によっては勉強方法をまとめたDVDや、色見本の配色カードといった資料集を準備しているところもあります。カリキュラムに沿って勉強を進めていくため学ぶ内容が偏ってしまうことがなく、出題範囲を満遍なくカバーできます。
通信講座を選ぶポイント
受ける期間は講座によって変わります。最初に一括して教材を送ってもらうものもあれば、2〜3カ月に分かれてカリキュラムを組んでいる講座もあります。学習のペースは個人によって変わるので、無理なく続けられるものを選ぶと良いです。
通学講座
各カラーコーディネータースクールでは取得できる資格によって、様々なコースを準備しています。受講期間はおよそ1カ月〜6か月と、短期間集中で行っているところが多いです。
土日や夜間に実施しているスクールもありますので、すでに現場で働いていて、よりスキルアップを目指す人でも受講しやすくなっています。
受講する内容も、資格取得のためだけの勉強にならないよう、現場や業界で活かせる実践的なカリキュラムを組んでいるところが多いです。
通学講座を選ぶポイント
スクールによって目指すことのできる資格は違ってきますので、同じカラー系の講座だからといってむやみに決めないで、目標とする資格を定めて、自分に合ったものを選択しましょう。
社会人の方であれば仕事しながら通うことができるかどうか、学生や主婦の方であれば隙間時間で受講できるかというように、ご自分のライフスタイルと照らし合わせて、無理なく通えるかというところもポイントになるといえます。
自分に合った資格を選ぼう
カラーコーディネーター系の資格には他にも種類があります。工業系・デザイン系の職場でスキルを発揮できるもの、ファッション・ディスプレイの分野で活躍できるもの、直接その業界と関係なくても色彩により成果を上げられるものなど、利用できる用途は広がりを見せています。
自分の目指す働き方をしっかりとイメージしてから学べば、ただの肩書きとしての資格ではなく、学んだ仕事に活かしていくことができます。資格取得にこだわらなくても、カラーコーディネート技術を学ぶことによってあなた自身のスキルアップに繋がるでしょう。
まずはカラーコーディネーター講座の資料を集めよう
たくさんの講座を自力で調べ、資料を見比べて自分に合ったものを選ぶとなると、それだけで一苦労です。面倒になってしまって、受講の前に挫折してしまうこともあるかもしれません。
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カラーコーディネーター講座の口コミ・評判
仕事の幅を広げたくて
4年前にネイリストになりました。ネイリストの資格は取っていたのですが、自分の中の知識としてスキルアップしたいと思い、講座を受講することにしました。カラーコーディネートの知識は全ての色彩感覚の基盤となり、その効果的な使い方を論理的に学ぶことでネイリストとしての幅も広がると感じました。
働きながらの勉強だったので大手資格スクールの通信講座を考えていたのですが、費用がネックで…そこでBrush UP 学びで他社の資料も一括で比較できることを知りました。見比べていくと、最初に考えていたスクールよりも安い講座があったので、そちらで受講しました。
受講するまで全く知らなかった基本的な色についての常識や、応用編までしっかりと学ぶことができました。今では仕事にも活用できています。費用も他の資格ほど高くないし、次は資格取得を目指して頑張ります。
Kさん 20代後半 ネイリスト
特技を作りたい
普通科高校に通っていた私は、これといった特技や知識がなかったので、何か人と違うスキルが欲しいと思っていました。自分の知識を説明するときに資格を持っていた方が良いと思い、通信講座でのカラーコーディネーター資格を取得しようと考えていました。
新聞の折り込みチラシやネットを見ていくうちに、資料が無料で一括請求できるサイトがあったので、そこから資料請求。なるべく実用的なものをと思い、色彩検定3級の通信講座を受講しました。
通信教材はオリジナルテキストだったので、初心者の自分でも判りやすく解説されていました。正直、通信講座はモチベーションを保つのが難しかったですが、難易度はそれほど高くなかったので、空いた時間に少しずつ勉強して合格することができました。まだ生活に活かせる部分は少ないですが、仕事選びに選択肢は広がったと思います。
Nさん 30代前半 主婦
働きながら学ぶ
webデザイナーとして働いています。自分の作るサイトが人より色味の使い方が下手に感じたので、専門的なカラーコーディネータースキルを学ぼうと思いました。
はじめは通信講座で自宅での勉強を考えていましたが、『Brush UP 学び』で調べてみると夜間の通学口座を開いているスクールがいくつかあったので、全部資料請求してみました。
資料を見ると、スクールによって実施している内容が結構違いました。見比べて、仕事に活かせそうなカラーデザイン検定の講座に通うことにしました。十数年ぶりに授業を受けると学生時代に戻ったような感覚になりますが、新しい発見がたくさんあります。
Sさん 30代後半 会社員
カラーコーディネーター資格に必要な費用
カラーコーディネーターとしての資格を取得するためには、どれくらいの費用が必要になるのでしょう?通信・通学の違い、取得する資格の違いによって費用に差は出ます。
通信講座の場合
自宅で教材を基に勉強を進める通信講座は、スクールよりも比較的安価な講座が多いです。テキストや問題集、DVDが中心となります。
(例)色彩検定
【資格の大原 色彩検定通信コース】
3級コース・・・・22600円
2級コース・・・・26700円
3級受験料・・・・・7000円
2級受験料・・・・10000円
カラーコーディネーターの受験料まで入れても、合計でおおよそ3〜4万円程度の費用が必要になります。もちろんこれは一例ですので、取りたい資格や級数、スクールのカリキュラムで金額は変わります
通学講座の場合
通信講座よりも費用の幅が大きいのが通学講座です。講座の授業時間数やスクールに通う期間、目指す資格によって金額が違いますので、自分に合ったものをしっかりと比較して決めましょう。
(例)色彩検定 2級
【リカレント カラーコーディネートコース】
入学金・・・・・32400円
授業料・・・・181440円
教材費・・・・・15120円
標準期間・・・・約5カ月
就・転職に有利な色彩検定2級を、未経験の人でも資格取得を目指せるカリキュラム内容になっています。土日や夜間でも開講しているので、働きながらでも通えるよう配慮されています。
授業は配色の基本や色の見え方から始まります。ファッション色彩、環境との関係、色彩心理、カラーコーディネート、スタイリングなど、基礎から幅広く学ぶことができます。スクールオリジナルの模擬試験や演習問題を行い、合格を目指します。
自分に合った学び方は何?
通信講座のメリット
・費用が安く抑えられる
・自宅で勉強できる
・時間の制約がない
通信講座のデメリット
・モチベーションが落ちる
・不明点がすぐ聞けない
・合格率が落ちやすい
スクールのメリット
・モチベーションが保てる
・講師に聞くことができる
・資格合格に絞った授業
スクールのデメリット
・費用が高額になりやすい
・通学に時間を取られる
カラーコーディネーターの資格は、通信講座であれば2級でも総額で4万円に満たない金額で収めることができます。ただ、合格までの道のりを考えるとスクールの方が確実性は高いでしょう。ある程度独学で学んでいる人でない、全くの初心者であれば、通信より一発合格を目指すスクールの方がトータルでの費用と時間は抑えらるかもしれません。
これはあくまで資格取得を目的とした場合と考えてください。どちらを選ぶかはあなた次第です。目的によっては期間も短く、リーズナブルな講座も数多くあります。まずはカラーコーディネーターに関する情報を集めましょう。
通信・通学講座の資料を無料で、一括請求して比較することができます。
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カラーコーディネーター資格の難易度は?
カラーコーディネーターの資格は、受講するだけでは取得することができません。それぞれの資格試験を受験し、合格することで資格取得することができます。
カラーコーディネーター系の資格には複数の種類があるので、それぞれで合格率は違います。ただ、講座でのカリキュラムをしっかりと勉強すれば、合格は十分可能なラインといえるでしょう。代表的な資格試験のデータを掲載します。
色彩検定試験
社会法人全国服飾教育者連合会が主催しています。受験資格や年齢制限はありませんので、誰でも受けることができます。試験は2・3級は年2回、1級は年1回です。試験会場は全国各地で行われています。
合格率(2014年データ)
3級・・・約75%
2級・・・約63%
年代別では10代・20代の方が全体の大半を占めます。受験者に学生が多いのが特徴。ただ、近年ではファッション・インテリア・グラフィックなどの分野のデザイナーや、小売・企画・ITに従事する人まで、幅広く受験者が増えています。専業主婦の受験者も多く、スキルアップと実益を兼ね備えた資格と言えます。
試験の形態
3級70分、2級80分でマークシート方式で行われます。2級の一部問題は記述式の問題もあります。3級・2級については実技試験は無く、筆記試験のみで行われます。試験時間は重複していないので、併願で受験することもできます。
合格基準
色彩検定の合格ラインは、『各級満点の70%前後』となっています。あいまいな印象を受けますが、これは『正解率70%という意味ではない』のがポイント。設問の配点によって変わりますので、高配点となっている設問は確実に取りたいところ。ただし、どの問題が何点なのかは合否通知まで公表されません。
また、『前後』という表現ですが、『問題の難易度により多少変動する』そうです。受験生全体の点数が低かったり、高かったりした場合はラインを調整することがあるようです。
カラーコーディネーター検定試験
東京商工会議所が認定団体が主催しています。受験資格・年齢制限は無く、誰でも受験することが可能です。試験地は全国で行われています。(商工会議所の所在地が試験会場とは限らない場合があります)試験は2・3級は年2回実施、1級は年1回実施です。
合格率(2015年データ)
3級・・・約60%
2級・・・約44%
色彩検定に比べて学術的・工業的な分野の内容となっているためか、受験者の4割が学生です。最多は大学生の26%。社会人での受験者は製造業が11.4%と最も多く、次いで建設業が8.4%、小売業6.6%と続きます。難易度は色彩検定よりもやや高めになっています。
試験の形態
2級・3級ともに試験時間は2時間です。記入は全てマークシート方式で行われます。3級は色の性質や配色、仕組みなどの分野からの出題。2級はより深掘りした内容で、カラーコーディネーションの意義、それぞれの視点からの色彩や心理的効果などが出題範囲となります。
合格基準
2級・3級ともに10個の設問に分かれていて、それぞれ10点満点。合計100点満点とし、70点以上をもって合格となります。他の受験者の点数で変動することはないので、70点以上取れば問答無用で合格です。
自分に合わせた資格を選ぼう
どちらも色を扱う検定として、広く知られています。
色彩検定・・・ファッション分野寄り
カラーコーディネーター検定・・・工業・デザイン寄り
と言われています。
あなたの仕事内容やライフスタイルに合うものはあったでしょうか?この他にもカラー系の資格・検定は存在します。カラーコーディネートに関する講座を一括で資料請求できるサービスもありますので、ご自分に合った資格を目指してみてください。
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カラーコーディネーターにはどんな通信・通学講座がある?
カラーコーディネーターに関するスクールは全国に様々なものがあります。その全てを調べるのは大変な労力が必要です。
今回はBrush UP 学びで一括資料請求できるものを例として、首都圏の場合での一括請求を見てみましょう。
通学の講座
ヒューマンアカデミー カラーデザイン検定対策講座
目指す資格 カラーデザイン検定3級
費用 37800円(教材費別途)
受講期間 1カ月〜(180分×2回)
※協会認定講師による直接指導
リカレント カラーコーディネートコース
目指す資格 色彩検定2級
費用 228960円(教材費込み)
受講期間 5カ月
※現役カラーコーディネーターによるクラス担任制の指導
ICB INTERNATIONAL パーソナルカラーアナリスト養成コース
目指す資格 ICBインターナショナル認定パーソナルカラーアナリスト
費用 239760円
受講期間 3カ月
※20時間分無料で補習を受けることが可能
カラリストスクール・ワムI.C.I東京校 パーソナルカラリストコース
目指す資格 −
費用 389448円(教材費別途208048円)
受講期間 6カ月
※パーソナルカラー診断に必要なスキルを全て学べる
カラースクール イヴ・ガーデン パーソナルカラーの基礎講座
目指す資格 −
費用46040円(教材費別途2620円)
受講期間 1〜3カ月
※ヘアやメイク、ファッション、コーディネートなどを学ぶカラー基礎講座
通信の講座
資格の大原/通信 色彩検定コース
目指す資格 色彩検定
費用 2級 26700円(教材費込み)
3級 22600円(教材費込み)
受講期間 −
※大原オリジナルテキスト、直前対策答案練習付き
ヒューマンアカデミー パーソナルカラー24色ドレープセット
目指す資格 −
費用 35200円
受講期間 約2カ月
※初心者でも基礎知識から学べるパーソナルカラー教材
最安値の講座は?(東京の場合)
通学・スクール
ヒューマンアカデミーのカラーデザイン検定対策講座・37800円
通信講座
資格の大原の色彩検定3級コース・22600円
地域差はありますが、資格の大原の通信講座についてはほぼ全国で受講することができます。通学のヒューマンアカデミーの対策講座も、幅広い地域で受講可能です。
通信の方が安い傾向がありますが、どちらにするかはあなた次第。スクールの方がモチベーションが保てるという人もいますし、通信でも十分学ぶことが可能です。もちろん狙っている資格や講座内容でも選択肢は広がります。
迷った場合は、まずは気になった講座の資料請求をしてみましょう。
Brush UP 学びを利用すると無料で一括の資料請求ができます。詳しい内容を確認しながら、自分のスタイルに合った勉強法を見つけて下さい。
カラーコーディネーターの収入は?
カラーコーディネーターとして働いた場合に、どれくらいの収入を得ることができるのでしょうか。
カラー系の資格を取得すると、その知識を活かして様々なジャンルで活躍することができます。『色』はあらゆる分野で利用されているものなので、業種にこだわらずそのスキルを発揮できるでしょう。就職の際にも、資格を持っているという点はアピールポイントになります。
カラーコーディネーターの働く業界
アパレル業界
【年収:200〜500万円】
小売店舗で接客販売業や商品管理、店舗管理などの業務を行います。衣料や小物、雑貨などの商品を管理しながらディスプレイや店舗管理を行い、来店したお客様への接客が主な仕事。ファッションコーディネートや商品ディスプレイでスキルが活かされます。メーカー勤務になればさらに知識とセンスが活かされます。
インテリアコーディネーター
【年収:400〜500万円】
住む人の立場に立って快適な住空間を提供する仕事です。設計事務所やインテリアショップ、内装関連の会社など、多数の活躍の場があります。『インテリアコーディネーター』という同名の資格があります。カラーコーディネーターは複合的な知識として役に立ちます。
広告業界
【年収:500〜700万】
プランニング、クリエイティブ、マスコミ・編集、営業、宣伝・広報など様々な仕事があります。文章力、デザイン力、洞察力、観察力、コミュニケーション能力といった総合能力が求められます。カラーコーディネーターは広告デザインの訴求力アップが見込めます。
Webデザイナー
【年収:250〜500万円】
企業や個人など、クライアントから依頼されたWebサイトのデザインを作成する仕事です。未経験から仕事に就くこともできますが、HTMLやCSSといったWebサイト構築に必要な言語に関する知識が必要になるので、スキルのある人は歓迎される傾向があります。デザイン業なので、カラーコーディネーターとして学んだ知識はWebデザインにフルに活かされることでしょう。
フラワーデザイナー
【年収:250〜400万円】
結婚式場で使うブーケのデザインをしたり、コサージュを作ったり、ディスプレイ用の生け花をアレンジしたりする、お花とデザインに関わる仕事です。活躍の場は幅広く、飲食店・ショップ・結婚式場・雑誌などありとあらゆるところに仕事があります。花と花の色合わせは、カラーコーディネーターとして学んだ知識でより洗練されたものになります。
カラーコンサルタント
【年収:変動・成果による】
カラー講師や企業のアドバイザーとして働きます。出来高の場合があるため、一概に年収は決まっていません。個人で起業する場合は完全に出来高制となるため、仕事量により収入は変わります。専門コンサルタントとして安定して仕事を得るには、1級まで取りたいところ。
※年収は求人票や専門サイト等を基にした目安です。地域・スキル・勤続年数により変わります。
これらはあくまでも一例です。ただ、事前に知っておきたいのは『カラーコーディネーターという職業はほぼない』ということ。カラーコーディネート能力を職場で生かせることはあっても、色だけを扱って仕事をするわけではありません。
ただ、その仕事をするうえでのスキルアップや、可能性を広げるためのものとしては大変有効です。資格取得まで行かなくても、知識を得れば違った視点で仕事を見つめることができるようになりますよ。
カラーコーディネーターは独学で資格は取れる?
カラーコーディネーターの勉強を独学で行うことはできるのでしょうか。
色彩検定とカラーコーディネーター検定を例にとって見ましょう。これらの資格試験は上級の資格でない限り実技試験はありません。どちらもマークシート方式の筆記問題なので、勉強次第では独学での取得も可能と言えます。
独学で資格を取得できれば、時間と費用を大幅に減らすことができます。
スクールに通うのと違って、時間も自分の自由に決めることができます。ただ、勉強方法も自分で見つけていかなくてはいけなくなります。
独学での勉強方法
テキスト
独学でのカラーコーディネーターの勉強の仕方は、まず参考書を手に入れることです。公式のテキストが出版されていますので、そちらを基に勉強を勧めていくのが独学での資格取得の最短の道です。3級までは比較的暗記の問題が多いので、テキストでしっかりと知識を身につけましょう。
問題集
次に行うのは過去問からの復習です。資格試験では多くの場合、過去問と同じパターンの問題が出題される傾向があります。直前に行われた問題より、それ以前の問題が周期的に利用されていることがあるので、対策を行っておいて損はないでしょう。ちなみに、過去門の問題集についても公式で出版されています。
ワンポイント
他に対策として行っておきたいことは、時流を追うことです。2級で予備知識として持っておきたいことは、出題されやすい色、流行、歴史、有名な工業・商業製品、建築家と建築物の名前、時代背景、コンセプト、近年のユニバーサルデザイン・・・などがあります。すべてを網羅することは難しいですが、日ごろからこれらの情報にはアンテナを張っておくと良いでしょう。
つまづいてしまったら
カラー系の資格は、3級までは独学でも充分取得が可能と言われています。しかし、2級になると出題範囲が広がることから独学では対策が難しくなり、取得率も下がる傾向があります。
合格率自体も、2級は3級よりも約10%程度落ちます。意外と下がっていないように感じるかもしれませんが、カラー系の資格は大学・専門学校などで学んでいる人も多いですから、独学で合格を目指す人よりも高い合格水準を維持しているのです。
繰り返し受験は避けたい
就職・転職でカラー系の資格を活かしたいのであれば、簡単な3級よりも2級までは取得しておきたいところ。しかし独学での勉強では、確実に合格できないかもしれません。
繰り返し勉強を続けるのは根気が要りますし、時間もお金も掛かります。
もしもつまづいてしまったら、専門の講座を受講することを考えた方が良いでしょう。過去問の傾向や集中して勉強すべきポイントに絞ったカリキュラムを組んでいるので、合格の道はグッと広がります。
理想は一発合格
費用的なことを考えれば、スクールより通信講座の選択がお得。色彩検定の2級を例にとってみましょう。大原の通信講座は26700円で受講可能です。
独学で勉強しようとした場合、実は公式のテキストと過去問を買うだけでも税込みで約7000円以上掛かります。受験料も1万円です。
もし1度の受験で合格できなかったら、繰り返し過去問と受験料にお金を掛けなくてはいけません。
しかも次の試験まで半年間勉強を続けなくてはいけませんし、時間ももったいないです。
時間と費用を長期的に見れば、1発合格が理想です。一見高いお金を払っているように見えるかもしれませんが、確実性のある通信講座は、実は賢い選択と言えるでしょう!
▼通信講座で一発合格を目指す▼