CADの資格を取るには
CADの資格で代表的なものはCAD利用技術者試験2級があります。しかし独学で始めると解からない事がそのままになってしまうので、どうしても行き詰ってしまいますよね。
独学で多いデメリット
- 自分のやっている内容が正しいのか判断できない
- 分からない部分が出てきたときに人に聞けない
- 自分がどれくらいできるようになったのか知れない
- だんだんモチベーションが下がってしまう
- そもそもパソコン操作でつまずくことがある
一人で勉強を勧めるには大変なCADですが、一番確実に取得するなら通学講座の利用がおすすめです。もしくは時間が取れない人なら添削付きの通信講座が向いているでしょう。
CAD資格は講座で確実に取る!
ではどのような基準で講座を選ぶべきでしょうか?働きながら取得を目指す人、家事の合間に勉強したい人…それぞれポイントは違いますが、通学の場合なら以下のような点を基準に選ぶと良いでしょう。
目指す資格と一致しているか
取得まで期間は何カ月かかるのか
費用はどれぐらいかかるか
自宅からの距離はどれくらいか
ムリなく続けられそうか
教材が自分に合っているか
サポート体制が整っているかどうか
CADの資格は何種類かあるのですが、まずは目指す資格に合う講座に絞ります。専門の講師の方が付く少人数のクラス担任制スクールなら、分からない部分をすぐに聞いて解決することも可能です。
- CAD操作の基礎知識
- 図面の見方
- 製図のやり方
など基礎的な内容もしっかり身に付けることができます。また試験を想定した模擬試験も繰り返し受けられ、一発合格しやすいのが特徴でしょう。
独学で勉強するよりも費用は掛かります。しかし合格するまで何回も受験するよりは、時間も費用も掛からなかったという意見もあります。確実な一発合格を目指す人にとっては嬉しいですね。
CAD資格講座選びのポイント
ポイント1.費用
初めに目が行くのはやはり費用でしょう。多くのスクールなら費用の総額で60000〜100000円とされています。
独学で勉強すると考えてたら高く感じますが、資格は一生モノ。自分への投資と割り切るという考え方もあります。むしろ何回も受験したりテキスト揃えたりしていたら、余計に時間とお金が勿体ないです。
落ちたら次の試験まで半年間また勉強することになりますし、どうせ受験するなら絶対一発合格したいですよね。そういう意味で一発合格が狙えるスクールは多くの人におすすめできます。
ポイント2.サポート
すぐに講師の先生に聞けるのはもちろんですが、キャリアカウンセリングまでやってくれるスクールなら安心です。資格を取得した後の仕事探しもサポートしてくれます。
CADの場合、資格を取ったからすぐ働けるかというとそうではなくて、実務経験者が優遇されやすいです。そのため1から自分で探すよりも、斡旋してもらう方が就業しやすいでしょう。
CAD資格講座はどうやって探す?
CADの講座は探してみると意外に多いです。例えば都内で探しても、東京だけで6〜7つあるくらいです。全ての情報を調べるとかなり時間が掛かります。
このサイトの使えるところは各スクールの資料請求が一括でできること。しかも無料なので、気になる講座の情報を気兼ねなく調べることができます。
ページを見るだけでもある程度の情報を知ることができるので、これからスクールを考えてる人にはオススメです。各スクールの費用や取得までの期間の目安も載ってるので、
- 最短
- 最安値
の講座も一目で判ります。また通信講座で探している人にも情報がたくさん掲載されています。
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CAD資格講座の口コミ
アビバ
講師をされている方がとても親切に相談に乗ってくださったので、とても助かりました。スペシャリストと呼ばれている人たちで、初めは慣れないCADの使い方についてもキチンとレクチャーしてくれました。資料どおりにフォロー体勢が整っているので楽しく通えています。卒業までに資格を取得できるように頑張っています。
30代 女性
リカレント
資料請求して決めました。AutoCAD関連を受講していました。少人数だからなのか、講師がまんべんなく見てくれる感じがあります。CADの基本に関して言うと、いいと思います。教室もきれいでした。勉強しやすい環境です。
20代 男性
ヒューマンアカデミー
資料を一括請求して、見比べてみて一番良さそうだったのでお世話になることにしました。クラスが決まっているので、勉強のスケジュールを掴むには良かったと思います。補講については制限が無く、授業を実施している時間を自由に選んで参加できるので、欠席していなかったときも追加として通っていました。
30代 男性
CAD資格取得までの費用は?
スクールや通信講座を選んだ場合、取得までに必要な費用は気になるところだと思います。有名な資格ではありますが、あまりに高額な費用になると考えもの。最安値で抑えたいところですよね。
参考として、リカレントのCAD通学講座の情報をまとめておきます。
リカレント/CAD利用技術者2級対策コース
目指す資格 CAD利用技術者試験2級
受講費・・・・・・・64800円
教材費・・・・・・・・4320円
2級受験料・・・・・・5940円
総額費用・・・・・・75060円
金額的にはかなり高額に思えるかもしれませんが、そもそもCADの勉強を進めるためにはグラフィック性能の高いパソコンが必要になります。CADは製図ツールなので、映像や画像の処理能力が求められるからです。
そういったパソコンとCADソフトを揃えるだけでも、完全独学で始めようとすれば10万〜20万前後掛かってしまいます。
ある程度高性能のパソコンが自宅にある場合は良いのですが、ネット利用程度のノートパソコン等しかないのでしたら、新たに買う必要性が出ることがあります。ですから資格取得だけを目的とするのであれば、実はスクールの費用はそこまで高額ではありません。
CAD資格講座、通信の場合は?
自宅にグラフィック処理性能の高いパソコンがあり、スクールに通う時間が無いと言う人は、通信講座を利用するという手段があります。
日研学院/JW−CAD Web講座
目指す資格 −
受講料・・・・・・・32400円
教材費・・・0円(受講料に含む)
受講期間・・・・・・・・約2ヶ月
こちらは資格取得が目的ではなく、初心者がCADを一から学ぶための講座です。CADの基本的な操作方法や作例を、テキストだけでなく映像講義で学ぶための講座で、教材も含んだ価格になっています。
自分に合ったやり方を選ぼう
資格を取りたい、でもスクールに通う時間も無い、近くにスクールが無いという人は、こういった通信講座で基礎知識を学んでから独学で勉強を始めるというのも悪くないかと思います。
資格試験は一発合格ができないと時間とお金がムダになってしまいます。落ちたら次の試験まで勉強を続けなければいけないですし、テキストも試験の傾向にあわせて買いなおす必要があります。
どのやり方がいいのか、正解というのは一概には言えませんので、あなた自身がやりやすいやり方を選ぶといいと思います。自分のペースで学びたい人には通信をおススメできますし、短期集中で一発合格を目指すならスクールが確実でしょう。
各講座の資料を一括請求できるサイトもありますので、検討している人はまず1回調べてみましょう。タダで使えますし会員登録などもありませんので、賢く使って自分にぴったりのやり方を見つけてください。
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CADの資格はどれくらい難しい?
CADの資格には厚生労働省主催のもの、民間のものでそれぞれ種類があります。級数だけでなく、受験する資格によって難易度や合格率に差が出てきます。
【民間機関主催の資格の難易度・合格率】
CAD利用技術者試験
(コンピューターソフトウェア主催)
CADシステムの操作や設計、製図作業、ハードウェア、ソフトウェアと、それに関する業務知識を認定する資格です。
基礎試験・トレース1級・建築1級・機械1級・機械2級のほか、3次元1級・準1級・2級と種類があります。初心者から目指す場合は基礎試験からになるでしょう。
2級以上からはある程度の実務知識が求められます。そのため、受験者は現在関連の業界で働いているという人が多いようです。こちらの試験は『持込受験』という、受験者がノートパソコンを会場に持ち込んで受験する方法も選択できます。
2級合格率・・・・・約55%
基礎試験合格率・・・約80%
(平成26年度データ)
毎年平均して45〜50%程度の合格率となっています。最近10年は比較適合確立が上昇している傾向があります。
基礎試験は、安定して高い合格率水準となっています。
試験の形態
選択方式の学科問題です。実技試験はありません。CADシステムの概要・基本性能・製図・ハードウェア・ソフトウェアなどと、製図の原理・表現、図形の表現などが出題範囲となります。
CADシステム分野・製図分野がそれぞれ5割以上、なおかつ総合で7割以上正解で合格となります。
基礎試験は自宅での受験可能(インターネット経由)。実技試験は無く、学科試験のみとなります。
建築CAD検定試験
(全国建築連盟主催)
建築分野に特化した資格です。こちらの試験は、すべて実技試験だけで行われているという特徴があります。この試験も、受験者はノートパソコンを持込での受験が可能です。
準1級、2級、3級、4級と等級が分かれており、4級は高校生・団体受験のみが可能となっています。一般は年2回、団体は年4回試験が実施されます。
3級合格率・・・73.4%
(平成26年データ)
過去5年間は、平均して75%前後の合格率です。受験者が使用しているCADソフトはJW−CADが8割を占めています。
試験の形態
試験時間は2時間で、全て実技試験のみです。与えられた建築の図面を、CADシステムを利用して正しくトレースすることができる実力が備わっているかが問われます。
建築図面の要素を取り出して作成された参考図をもとに、完成図を制限時間内で作成する試験になります。問題数は大きく4題に分けられています。
【公的機関主催の資格の難易度・合格率】
CADトレース技能審査
(厚生労働省認定・中央職業能力開発協会主催)
非現実的な図面をJIS(日本工業規格)に基づき、CADソフトを使って製図する作業の評価試験です。年2回行われます。
『非現実的な図面』とは、建築部門であれば、実際に施工することが可能な建物をベースにした図面。機械部門であれば、実際に組み立てたり、加工したりすることができる部品の図面。
これらの図面をCADを利用して製図することができるスキルを課題として試験を行います。実務的な製図能力と、効率的なCAD操作スキルが求められます。会社からは最も即戦力的な印象を受ける資格です。
建築部門 初級(平成26年度データ)
学科試験合格率・・・81.4%
実技試験合格率・・・54.5%
機械部門 初級(平成26年度データ)
学科試験合格率・・・81.1%
実技試験合格率・・・50.9%
初級・中級・上級と段階があり、実務経験が無い人を想定しているのは初級となります。中級・上級は実務経験が半年〜1年以上は必要なレベルとなります。
試験の形態
【学科】
○×式で30題、制限時間は40分間です。製図一般、機械加工全般に関する基礎知識と、関係法規、、CADソフトの活用、CADシステムの活用などが出題範囲です。
【実技】
建築・機械ともにCADを使ったトレース技能審査です。どのCADソフトやバージョンでも試験を行えるベンダーフリー方式となっています。ただ、試験実施の際は学校や公共訓練校などの施設を使うので、その施設で使用しているCADソフトで受験する形になります。
自分に必要な資格は何?
一口にCADといっても、このように様々な資格試験が存在します。正直な話、CADの資格を持っているだけではすぐに就職できるというわけではありません。あくまでもその業界で働くにあたり、必要最低限のツールの操作と基礎知識があると言うことの証明です。
だからといって、試験の合格に何の意味も無いのかと言えば決してそんなことはありません。その業界で働く取っ掛かりになるものであり、スペシャリストになるための第一歩になるからです。始めなければいつまでも下積みのままですからね!
目指す業界によっても、活かせる資格は違います。あなたの目指す業種で必要とされる勉強を選んでいきましょう。
CADのスクールはどんなものがある?
CADの講座を調べてみると、資格対策をやっているスクールや初心者向けの基礎的な講座を実施しているところまで様々。そのすべてを調べるとなると、かなり大変です!
一例としてBrush UP 学びで一括資料請求できるもので、東京23区内に絞ってどんなスクールがあるか調べてみましたのでご紹介します。
Winスクール
【CAD利用技術者試験 2級対策講座】
目指す資格
CAD利用技術者試験 2級
費用 19440円
期間 約1ヶ月
ベテラン講師による一人ひとりに合わせた個人レッスンでしっかり学ぶ
ヒューマンアカデミー
【AutoCAD建築ベーシック講座】
目指す資格
-
費用 32400円
期間 約2ヶ月
基本操作をマスターして更なるステップアップを目指す人にオススメ
リカレント
【CAD利用技術者2級対策コース】
目指す資格
CAD利用技術者2級
費用 64800円
期間 約1.5ヶ月
講師は100%有資格者、少人数クラス担任制。転・就職もサポート
ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
【ジュエリーCADコース】
目指す資格
-
費用 80000円
期間 約6ヶ月
3Dのジュエリーデザインを習得、初心者もPCの基本操作から指導
パソコンスクール アビバ
【CAD利用技術者試験2級対策講座】
目指す資格
CAD利用技術者試験2級
費用 96768円
期間 約3ヶ月
全国100校以上で通いやすい、直前予約も電話一本ですぐに学べる
パソコンスクール アビバ
【AutoCAD LT2006 建築CAD講座】
目指す資格
-
費用 214272円
期間 約5ヶ月
建築業界のスタンダード「AutoCAD LT」を学び実践スキルを身につける
町田ひろ子アカデミー
【インテリアコーディネーター専門科+CADコース】
目指す資格
インテリアコーディネーター
ライフスタイルプランナー
費用 535500円
期間 約12ヶ月
働きながらインテリアコーディネーターの基本とCADスキルを身につける
アトリエ ル*オペラ
【アパレルCADセミナー東京アトリエ】
目指す資格
東レ アパレルCAD検定
費用 100000円
期間 約5ヶ月
アパレルCADのNo.1『クレアコンポ』を初心者から学べる
最安値の講座は?
Winスクール
CAD利用技術者試験 2級対策講座
費用 19440円
20000円を切るWinスクールが、通学講座の中では最安値でした。ただ、こちらの講座は、CAD経験者を対称にしているようです。
もちろん、完全初心者から学ぶことのできるスクールもあります。そのほかにも通信講座やWeb通信で学ぶことができる講座もありますので、あなたのライフスタイルやお住まいの地域に合わせて探してみましょう。
CADが利用されている業界は?
CADスキルは、幅広い業界で日常的に利用されているものです。
CADの資格と業界の知識を活かせば、建築、機械、土木、住宅や設備、さらにインテリア、アパレルなどCADで設計図を作成するあらゆる職場で、CADオペレーターとして就職する道があります。
さらに経験を積んで、独立して外注を受けることもできるようになります。また、正社員でなくても、パートタイマーや派遣などの雇用形態も増えました。
在宅てできる仕事もあるので、特に女性にとっては将来にわたって働き方の選択肢を増やすことができます。
資格を活かして働ける仕事
建築CADオペレーター
【年収:300〜400万円】
CADソフトを使って建築用図面や設計図を作成します。設計者のアシスタント的な役割の仕事になり、自分で設計をするわけではありません。
土木設計、建築設計、建築構造図の作成、耐震診断の補強図の作成、配管の図面作成、竣工図、施工図の作成・修正などその仕事は多岐にわたります。
派遣要請されるCADオペレーターは図面の手直しなどが主な仕事になります。
機械CADオペレーター
【年収:300〜400万円】
設計士の書いた機械の設計図から、一つ一つの部品に分けて図面を作成したり修正したりします。
3次元の設計図から2次元の図面を作成したり、また逆に測定したデータを基に2次元の図面を3次元にしたりと、さまざまな図面を作成します。
機械設計の基礎を知っていて、設計士の簡単な指示だけで部品図を書くことができる『設計補助』のCADオペレーターは、業界からの需要が高いです。
パタンナー
【年収:270〜350万円】
アパレル業界でのCADオペレーターです。デザイナーが作ったデザインを基にデータを入力し、型紙を起こしていく仕事です。一般的なアパレル業界よりはやや給与水準は高め。
建築・機械系のCADとは方向性が違うので、従事者は専門学校や医療関係の大学を卒業している人が多いようです。
社会人スクールでも、パタンナーは通常のCADコースとは異なるコースが設けられています。独学では難しい職業と言えます。
インテリアコーディネーター
【年収:500〜600万円】
インテリアをはじめ、内外装も携わるコーディネーター業務です。床材・壁材・住宅設備機器・家具・照明といったものの仕様を顧客の要望に合わせて提案します。
インテリアコーディネーター・インテリアプランナー・建築士といった資格のほか、CADの知識はほぼ100%必要と言われています。設計に関する専門的な知識が求められます。
実務経験で自分を磨く
CADオペレーターは資格を持っているだけで無条件で就職できるものではありません。
「CADを使える」を極端に例えると…
大工であれば『のこぎり』が使える
看護師であれば『注射器】が使える
運転手であれば『自動車』が使える
というようなものです。
工具が使えるだけでは家を建てることはできませんし、注射器が使えるだけでは患者さんを任せることはできません。その業界の専門知識が大切で、CADはあくまでもそれを活かすためのもの。
それでも、ある程度の知識と経験を積むことができれば、その道のスペシャリストとして重宝される存在になります。高額な案件の話も来るでしょうし、業界の専門知識を勉強すれば独立も夢ではないでしょう。
これから業界を目指すのであれば、CADトレース技能の上級や、3次元CADといった上位の資格にも将来的に挑戦してみてください!
未経験から資格を目指すなら
CADの資格は実務経験のある人向けのものが多いため、受験者は現場で経験を積んだ人が大半のようです。初心者からの取得はハードルが高い資格といわれています。
しかし、取れる資格が全く無いわけではありません。未経験の人でもキチンと勉強してスキルを身につければ、取得できる資格はあります。もちろん女性でも挑戦できますし、実務経験が無くても、受験できる資格があります。
CAD利用技術者試験 『基礎試験』
コンピューターソフトウェア協会が主催している民間資格です。
こちらの資格試験は『3次元CAD』『2次元CAD』『基礎CAD』と分かれており、基礎CADについては実務経験が無くても受験が可能です。
3次元・2次元も2級までであれば実務経験が無くても受験可能ですが、完全初心者の方が始める場合は、まずは基礎試験を目指しましょう。
『基礎試験』の概要
これからCADを本格的に学ぶことを目的とした、3ヶ月程度の勉強をした人を想定した試験です。
資格取得後は2級・1級を目指し、設計や製図、CADシステムの販売者、在宅でのCADオペレーターとしての仕事が見えてきます。
特徴は、この試験はWebを利用した在宅受験であるということ。ネット環境さえあれば、いつでも受験できるとても手軽に受験できる試験として人気です。
合格率は80%前後と非常に高めなので、入門編としては最適な資格といえます。
CADトレース技能審査 『初級』
厚生労働省認定・中央職業能力開発協会主催の公的な資格試験です。建築・機械の2つの分野に分かれており、それぞれ初級・中級・上級と分かれています。
初級については実務経験あり・もしくはその予定が見込まれている人が対象。つまりしっかり勉強すれば実務経験が無くても受験し、合格することができます。
『初級試験』の概要
学科試験と実技試験があります。学科は○×問題で30問、制限時間は40分間です。製図、建築に関する基礎知識とCADシステムの活用についての試験です。
実技試験は60分間。建築・機械ともにCADを利用してトレースを行う試験です。一般的な図面をトレースできる能力を見られます。
公的機関が行う試験ですが、合格率は想像より低くはありません。学科試験の合格率は約81%、実技試験の合格率は約50%以上となっています。国内唯一の公的な資格です。就職・転職の際はアピールポイントとなります。
就職後は実務経験を積んでさらに上位の資格を目指すことができます。
キャリアはここから始まる
実務経験ばかりが求められがちなCADオペレーターの仕事ですが、誰でも最初は未経験者でした。目指す業界でスキルを磨いていくためには、まずは入り口としてCADを操作できるようになっていたいところ。
『はじめの一歩』を踏み出すことが大切です。
まずはこれらの資格を、あなたのお仕事への第一歩にしてみてはいかがでしょうか。